認定式

去る4月16日、きものカルチャー研究所の春の認定式が、目黒雅叙園にて開催されました。

当日の東京の予想最高気温は何と、26℃!夏日です。朝、家から駅まで歩いていると、半袖の人と大勢すれ違いました。

数日前から、当日の服装について、悩みました。認定式、と「式」のつく催しですから、礼装で出席します。まだ4月ですから当然、袷です。でも26℃・・・。いかに涼しく着るか、が課題です。

 

着物(紋付の色無地)・半衿(宝尽くしの刺繍がワンポイントで入っている)・帯(唐織の袋帯)・帯揚げ・帯締めなどの目に触れるところは、季節に合わせた素材のものですが、外側から見えない部分では夏物にしました。そしてレースの塵除け。

具体的には麻の腰紐、紗の伊達締め、絽の長襦袢、です。おかげで大して汗に悩むことなく、かなり楽に過ごすことができました。

 

着物も衣服ですから、洋服と同じように体感温度で調節したいと思っています。ですから、今回は目に見えないところを夏物にしました。

絽の長襦袢はウォッシャブルシルクなので、汗をかいても洗濯機で洗えて安心です。経絽(たてろ)なので、袖口から見えてもあまり絽という感じがせず縦線の模様のように見えるので、この時期から着てもおかしくないと自分では思っています。

そして麻の腰紐は本当に楽です。数年前まではモス(=ウール)の腰紐を使っていましたが、麻に変えたときの驚きったらありませんでした。たかだか幅4㎝ほどですが、違いを実感します。

今は季節によって絹の腰紐と麻の腰紐を使い分けています。絹の腰紐は、肌当たりが柔らかいので、気に入っています。

 

実は帯枕と帯板は、麻を使ったものを通年使用しています。冬でも帯周りは蒸れるので、なるべく熱がこもらないものが快適なのです。

 

さて、認定式では東戸塚教室で学んだ後輩達が着付け講師一級として、認定されました。改めて、おめでとうございます。

東戸塚教室から広島へお引越しされ、ナタリー教室としてご活躍されている師匠とも久しぶりにお会いすることができ、テーブル席では話も弾んでいました。

 

来年は当教室から、認定者が出ることを願っています。

 


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