浴衣会では、実は私もコーディネートで失敗してしまいました。
着物や浴衣と帯の組み合わせで迷ったら、床に置いて確認します。
今回も手持ちの帯をいくつか並べてみて、画像の一番左の紗献上にしました。
紫と緑青のラインがはっきりして、差し色になっているかと思って・・・。
着物と帯のコーディネートは、至近距離で見るだけではどうしても着物と帯を別々に認識し、それぞれの細かい色に目が向けられてしまい、結果として失敗することがあります。
少し離れて見ると着物と帯の色がなじんで全体として1つのまとまりになり、また違った印象になります。
外出する際に鏡でチェックしたときは良いと思っても、外出先で写真を撮って後から見ると、思っていたのと違うということがあります。
差し色と思っていたのが全然効いていなかったり、反対に失敗したと思っていた組み合わせが以外にも相性がよかったり。
分かっていたつもりだったのですけれど。
浴衣は新調した赤墨色(というのが正しいのかどうか・・)の地に麻の葉模様で、帯は黒地に紫や緑青が入った博多の紗献上の名古屋帯でした。
シックにまとめてみたかったんです・・・。
でもあとから写真を見たら、全体的に暗くてどんよりしていました。帯の差し色が差し色にならず、単なる黒い帯・・・。
後日ボディに着せてみたら、やっぱり変でした。子どもに「どうした?なぜこの組み合わせ?」とまで言われる始末。
ちなみに画像一番右は博多の小袋帯です。小袋帯は通年締められて便利です。でも紗に比べると当然暑いので、色彩的にはシルバーや薄いミントグリーンがかっているので浴衣に一番合うのですが涼を求める私は真っ先に却下してしまいました。今から思うとこれを締めておけばよかった。
浴衣と帯はぞれぞれとても気に入っているものなので、今後はそれぞれに合うものを見つけます。
特に浴衣の方は長襦袢を下に着て木綿きものとして秋に着るのも良いわね、と和裁の先生におっしゃっていただきました。自信を持って当分着られそうです。
<今回の教訓>
① 浴衣の時は、帯を一つの色とみなして浴衣とのコントラストをはっきりさせること。
それによって涼し気な印象を出すのが望ましい。
② 前日までに組み合わせを決め、できればボディに着せて離れたところから確認。
来年は失敗しないぞ。