昨日は合同茶会のお手伝いで東京の護国寺へ行ってきました。
実は今年に入ってから、香道直心流を習い始めました。
元々香道に憧れていたという他にも習い始めた理由はいろいろありますが、直心流という流派を選んだのは、こちらの流派には「伏籠手前」というお点前があるからでした。
伏籠というのは、「香炉に大きめの籠を伏せて置き、その籠に着物をかけてお香を焚きこめ、香りを移すこと」と説明にあります。
その優雅さに憧れ、一度は目にしてみたいと入門しました。
この日の合同茶会は、茶席6席・香席1席で行われ、私は香席の受付のお手伝いをさせていただきました。
お天気にも恵まれ、ちょうど桜も満開で見事でした。おしのぎ(お弁当)をいただくときはお花見気分も味わえました。
思いがけず伏籠のお点前も見学させていただくことができ、その流れるような所作はまるで舞のようで、とても美しく優雅でした。
護国寺の境内では他にもいくつかの流派のお茶席が設けられていたので、大勢の方でにぎわっていました。ほとんどの方が着物姿でしたので、「お茶席のきもの」のコーディネートの勉強にもなりました。
私は藤色の1つ紋の色無地に汕頭刺繍の箔帯と、おとなしい装いにしました。
翌日は、ぼかしの色無地に桜の描かれた袋帯でお稽古に臨みました。
季節の装いもこれから意識していきたいです。
まだまだお香は習い始めたばかりのひよっこですが、私も精進して上達したいとの思いを強くしました。