娘への着付け

先月半ば、娘が友人の結婚披露宴に招待されたので、久しぶりに娘に着物を着付けました。

3月の終わり頃から、何を着ようかと娘と相談し、決まるまでに結構時間がかかりました。

今回は、そんなこんなの備忘録です。

 

着るのは5月半ばですから、季節的には袷とされています。

が、横浜では5月の袷はキツイ。それについては娘も同感なので、胴抜きか、気温によっては単衣にすることに。

でも念のため、袷も用意しておくか・・・ということで、まずは着物の確認。

娘の着物は、この時期に着るものとしては胴抜きや単衣の洒落着は数枚あるものの、礼装では単衣の中振り袖のみ。しかも色があまり娘の好みではないピンク色・・・。したがって中振りは、却下。


 

あまり堅苦しくない式場のようで、もしかしたら着物を着て出席するのは娘のみかもしれないということもあり、仰々しくなり過ぎないようにしようと、付下げか小紋にすることに。

(小紋は一般的にはお洒落着の範囲に含まれますが、色柄によっては略礼装の装いにもなります。)

 

季節的にちょうど良い色合いの着物としてレモン色の付下げと薄いミントグリーンの小紋があったので、このどちらかにすることにしました。

でも付下げは袷で、しかも娘が大学生の頃に仕立てたものなので、若干寸法が今と違う・・・。

小紋は反物の状態。

そこで4月に、付下げの寸法直しと小紋の仕立てを荏田のまわた屋さんにお願いしました。

 

小紋は胴抜き仕立てでお願いしました。

胴抜きですが、揚げのところまでは胴裏をつけていただきました。上半身と袖裏はなし。

娘は170cmと身長が高いので、お洒落着の袖丈は1尺4寸、礼装は1尺5寸にしています。今回は1尺5寸用の単衣の長襦袢もお願いしました。

(まわた屋さんには日頃からお世話になっています。<(_ _)>)

5月上旬にできあがり、色柄が娘の好みにドンピシャだったこともあり、着物は胴抜きの小紋に決定。

 

 

帯は10年ほど前に気に入って購入したもの。当時高校生だった娘は地味だと言っていましたが、成長したのかここ数年は気に入ったようで、今回はこの写真の帯を締めるとはじめから主張していました。

(帯が無駄にならなくて良かった・・・。 ε-(´∀`*)ホッ )

 

まぁ、ここまでは、比較的順調。想定内です。

着物と帯が決まれば、あとはどうってことないでしょ・・・と思ったのが甘かったです・・・。

帯締めと帯揚げと半衿!

なかなか決まりません!

写真を撮って娘に送り、あーだこーだと打ち合わせ・・・。

若い人はお洒落にこだわります。

 

でもまぁ、これもなんとかクリアー。

娘も納得の、コーディネートができあがりました。

それが ↑ の写真です。

 

あとは、帯結び。私としてはココが肝心。

着付け当日の1週間前に、これはと思う帯結びを、いくつか試してみました。

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