金継ぎ

 

今回は着物とは全く関係のないひとりごと。

少し前の話になりますが、6月半ばに仲町台地区センターで開催された「はじめての金継ぎ」講座について。

 

お気に入りの器で欠けてしまったものがちょうど2点あり、以前から金継ぎで直したいと思っていたものの、「どこで?」「どうやって?」と途方に暮れていました。

 通信講座や体験講座などは巷にありますが、時間と手間を考えるとなかなか決断できず・・。

 

そうしたら近くの地区センターで金継ぎの講習が開催されると知り、近所でラッキー♪との思いで参加しました。

 



唐津焼の作家、故中川自然坊さんの湯呑み茶碗。

お気に入りなので大切に使っていたのですが、ふとした拍子に縁が欠けてしまいました・・・。

(この時は大、大、大ショックでした・・・)


不規則な形に惹かれて10年以上前に購入した備前焼作家・小川壮一さんの抹茶茶碗。

購入した当初から表面のザラッとした部分が剥げかかっていたもののの気にせず使っていましたが、剥げ部分が少し大きくなってきたため、ずっと気になっていました。



両方とも、見事に復活!

今回はシャンパンカラーの新うるしを使用しました。

シャンパンカラーが落ち着いた雰囲気です。

金色以外にも、こんな素敵な色があるのですね。

 

サンドペーパーをかけて滑らかにする工程に、思ったよりも時間がかかりました。

プロの方にご指導していただいたおかげで、大満足の仕上がりです。

通信講座にしなくて良かったと、実感しました。

やはりプロの先生に直接教わるのは、違いますね。

 

先生に「ビフォーアフターの写真を撮っておくと良いですよ」とアドバイスをいただき撮影しましたが、器の良さが全く撮れていません・・。

相変わらず自分の写真技術というか構図の貧しさに我ながら残念な思いです・・・。

 

割れたり欠けたりした陶磁器を漆で接着し、継ぎ目を金、銀、朱などで装飾する日本の伝統的な修復技法である「金継ぎ」。

 

お気に入りの器が欠けてしまっても処分せずに使い続けられるので、本当にありがたいです。

(⌒∇⌒)/

 


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